「中居正広のSome girl' SMAP」〜12月31日ラジオの話〜
「しんごー!つよしー!ごろうー!きむらー!SMAPー!じゃーねー!バイバイ!」
最後、叫ぶ中居くんの声が、一番、ストンと心に落ちたかもしれない。
ああ、前に進めるんだなと。
中居くんがあんなに叫んだのなら、SMAPはそれぞれがちゃんと前に進むんだなとそう思えました。
昨年はずっとメンバーの声が聞こえなくて、複雑な状況だからこそ胸中は本当に見えなかった。
解散だというのに本人たちは話せないしコンサートもないし、見ている側もメッセージを伝える手段が限られていた。
だからこそ、SMAPは好きだと。在ってほしいと伝える署名活動があって、購買運動があって、新聞広告でメッセージを届ける人たちがいたのでしょう。
そして、本人たちこそホームを失う事をどこまで受け入れているんだろう、大丈夫かなと心配でした。この人たちはどんな時でも何があっても大丈夫と信じているけど、それでもやっぱり心配でした。
でも、やっぱり中居くんのメッセージは偉大というか。
中居くんがバイバイ!と叫んでくれたなら、メンバーはSMAPに一度別れを告げられるのでしょう。
ラジオの中でメンバーの事を労ってたけど、中居くんこそ最後までSMAPやり遂げてる。
それぞれが前を向いて進み続ける限り、また集う日が来る事だってあり得る。
前ばかり向けないと言っていましたから、時には立ち止まったり、ゆっくり歩く時もあるでしょうけど、その事実があるだけで今は充分ではないかと思います。
未だ解散理由が明らかでないし、メディアも事務所も噂話ばかりで真実を話さないし、何ひとつ納得できないけど。
SMAPは変わらず応援するし、もしもを期待するし、今はメンバーが前向きに活動するその事実だけで精一杯な気がします。
年末は幼馴染たちと初詣をするのが恒例で、今年は集まる傍らそれでもイヤホンを片耳にラジオを聞いていました。
聞き終えて参拝の列に並ぶ中、心の中で「ありがとう、SMAP」と呟きながら年を終えました。
年が明けて、中居くんの叫びを脳内リフレインしていたら、少しベソをかきました。
仲間思いで照れ屋で寂しがり屋な天邪鬼のリアル三男坊、SMAPのリーダー・中居くんが叫んだ事を思うと切なくなります。
スマロスなんて言葉が出ているけど、今この世の誰よりもその状態なのは彼でしょうね。
毎年参拝する境内の傍らには樹齢数百年の松の樹があるのですが、地域のみんなで大切にして次世代に繋いでいこう、と書かれていて。
この状況ですから、なんとなくSMAPに照らし合わせてみたりして。
みんなで大切にしたかったけど、うまく守れなくて。だけど、こんな風に立て札立てて守っていこうと言われるSMAPはSMAPらしくないし、形式や決まり事でガチガチに守られる彼等ってなんかどこか違う。
でも、本当にとても偉大で立派な大木なんだよ、と。
新しい年も五人にどうか良き道が拓かれます様に。2017年もSMAP大好きだ!!!!!!