「㊾〜63」〜「Clip!Smap!コンプリートシングル⑤感想」の話〜
以降は、とても個人的なpvの転換期毎に分けた箇条書きの感想です。同じく、内容もかなり個人的です。思った事をただひたすらに並べているだけです。以下。
◎ひとつひとつの世界観がより強く、完成度の高い「エンターテイナーSMAP」のpv。
㊾「さかさまの空」
なんとなくですけど、ここから先のpvは五人の雰囲気が違う。顔つきがピリッと凛々しい。
pvの雰囲気も変わり、背景や衣装、センスや世界観、個々のキャラクター等々、完成度がどれも高い。
五人のシーンのどれが一番好きって言おうとしたけれど、どれも好きでした。
個々以外にも、上ふたり、下ふたり、木村さんと吾郎ちゃんの組み合わせ。
ダンスシーンは照明をわざと見せてるんですね。最後、ひとり前進してくる中居くんで終わるのが好きです。
㊿「Moment」
サカナクション色が強いpv。
「バッハの旋律を夜に聴いたせいです。」「アルクアラウンド」のpvが歌詞を含め過ぎります。画面の縦割りはスマスマでのセッションを思い出します。
「さかさまの空」に続き、後半にダンスシーンを入れてくる。
そして、やっぱり顔つきが違う。
最後のポージングと表情が格好いい。
51「Mistake!」
これはかなり好き!
セットが気合い入ってるから世界観がめちゃめちゃ強く出てくる。「格好いいSMAP」。
吾郎ちゃんの最後のポーズとかハマリすぎだし、自分をよく分かってるな〜プロだな〜と思います。気怠げな中居くんに指差し慎吾ちゃん。「ミステイク」と囁く木村さんの格好良さ。
合わせ鏡越しに幾重にも映る草彅くんの立ち姿。みんな魅せ方が120%。
SMAPってフザける方が好きそうだけど格好いいのできるじゃん、と思ってしまいました。
キマってる。
めちゃめちゃキマってる。
アラサーアイドルの魅力を出そうとしてるのが分かる。ダンサーさんも美しい。
最後のキメポーズは両端の吾郎ちゃんと中居くんが攻めてますね。
52「Battery」
これもまた世界観が強い。
街並みとか、ゲームセンターの内装とか、衣装のイメージ諸々、イメージがしっかりしてる。
メンバーがゲームの中に入り込む設定も面白い。 バッテリーの振り付けも個性的で面白い。
草彅くんはカンフーテイストの衣装。
吾郎ちゃんと中居くんはライダース。
ロングコートの慎吾ちゃん。
木村さんは、襟ぐりにバッジが付いたアメリカンテイスト。
慎吾ちゃんのラップとラストの木村さんの声ですごく盛り上がる。格好いい。
53「Joy!!」
一番好きなpv。
凄い。これは凄い。考えた人は凄い。
演ってる人たちも凄い。
この会場に混ざりたくなる。
出だしのエフェクトも、それに合わせた五人のモーションも、一発撮りも、この熱気も、何もかもが好き。
ダンサーさんも、よくこんなに全力で笑顔と個性を出してパフォーマンスする人たちを集めたなあ、と思います。
パフォーマーなら誰もができるってわけじゃない。
長時間静止するタイプのフラッシュモブと違って、これは緻密な計算とパフォーマーの連携と熱気がないと成功しない。
この空間は楽しむ事のできるプロたちばかり。
一発本番。一回限りのショーを記録したpv。
凄い!思わず拍手をしました。
終始映る五人の表情が好きですが、最後の方で一瞬だけ映る慎吾ちゃんの嬉しそうな素の笑顔が印象的でした。楽しそうでこっちも嬉しくなります。
54「シャレオツ」
引き続き、完成度が高いpv。
歌い出しの草彅くんは着こなすのが難しそうな服なのに、似合ってる。みんなモデルさん!
女性モデルさんたちを背景に踊るSMAP。
なんて贅沢。
襟やジャケットを使った仕草がまたキマるんですよね。
舞台裏での中居くんと慎吾ちゃんの兄弟感。
インタビューの演出のシーンで慎吾ちゃんと吾郎ちゃんは、かわいい。
木村さんと草彅くんはとても格好いい。
いちいち「シャレオツ」がキマリすぎな木村さん。いちいち五分割の画面が格好いい。
最後デヴィ夫人が出てくるのはびっくりしましたけど、後援者でしょうか?
55「ハロー」
かわいいpv。
ちょっと傾向は戻って「そのまま」に似たノリ。なんでその服が似合うのか分からない。
さっきからモードだったりスーツだったりキティちゃんだったり、攻めている服が似合っていてSMAP凄い。
後半ソロの慎吾ちゃんが、かわいい。
歌における慎吾ちゃんて、木村さんとまた違う大事な部分を任せられる事が多いなあ、と思います。
56「Yes we are」
妖精の次は神様になったSMAP。
個人的に「愛しあってるかい?」
は、忌野清志郎さんを思い出さずにはいられない。日本生まれのロックの神様の決め台詞。
「ベイベ!」
「under the sky.(この空の下)」
等々、「Are you loving each other?(愛し合ってるかい?)」「Yes we are.(愛し合ってるよ)」という応えるタイトル。わりと確信的に関係あるのだと思っていますけど、この年は清志郎さんが亡くなってからしばらく経っているしどうなのかな。
間間に世界中の人々や景色が挟まりますし、ジョン・レノンの「イマジン」を「国境はない ただ空があるだけ」と日本語訳で歌い、「愛と平和ー!」と叫ぶロックンローラー・清志郎さんの精神に近い曲とお見受けしています。
57「ココカラ」
セット感がある。
ここまでが完成度の高い作品を見てきたので、少し我儘になってしまいます。
衣装やセットの世界観が弱いと五人のパフォーマンスが抜きん出て見える、と思ってしまったpvです。
前回に引き続き外国の街並みが挟み込まれます。中居くんは明るい色が似合いますね。
富樫verの四角い紙吹雪が降ってきます。
(「古畑任三郎vsSMAP」参照)
58「Top Of The World」
世界観の完成度が戻りました。
MIYAVIさんカラー。
近未来衣装の集団の中に白ジャケットジーパンで乗り込む五人。
宇多田ヒカルの「traveling」や「FINAL DISTANCE」の世界観を少し思い出しました。
ストロボみたいな静止画を並べた表現が好きです。
草彅くんと木村さんパートの、木村さんの目力と草彅くんの任侠ヘルパー感。
中居くんは比較的動かずおとなしい中、ソロのラストで流し目をかましてくる辺りが流石です。
木村さんの全力パフォーマンスに対して、中居くんは省エネパフォーマンス。上二人の表現方法って本当に対照的でバランスとれているんだなと、ここまでのpvを見て思います。
59「Amazing Discovery」
この世界観をこの年齢でできるのが本当に凄い。ザ・エンターテイナー。
五人のキャラクターに沿った衣装も好きですが、ダンサーさんたちの帽子をモチーフにした衣装が特に好きです。
ここでも慎吾ちゃんソロの広がりある声が効いてるなあと感じます。中居くんのフリもなかなかですが、やっぱり草彅くんの「コンドルの様にさ」のフリができるのが凄い。
でも、中盤の集合して歌う場面で草彅くんは立ち位置間違えてるんじゃないかな?慎吾ちゃんと草彅くんが後列なんじゃないかな、ココ。
だから木村さんは最初は前に出てこなくて、吾郎ちゃんは草彅くんをチラッと見ていて、中居くんはその後押し戻しているのではないかな?でも、この作品は完成品でオーケーテイクなわけですしそんな訳はない…のかな?
pvのパフォーマンスに関しては、緩急をつけるのが中居くん。ずっと全力で動くのが木村さん。…というのが、59作目にしてわりと確信的になりました。木村さんは昔から変わらず、ずっと全力シャカリキ・パフォーマー。
60「華麗なる逆襲」
みんなが大好き「華麗なる逆襲」。
(個人調べ)
映画の予告pv。ここにきてこのボリューム感とか、感想を書くのもやっとです。
ダンスバトルのペアのシーンは、需要を分かっているなと思います。ソロカットの吾郎ちゃんのターンがキレイ。フロアで連続ターンをするお姉さんがカッコいい。
草彅くんと慎吾ちゃんが、海外のクラブのフロアの空気をパフォーマンスでかっさらったエピソードが過ぎります。
大サビで刃物を振りかざす男を成敗する草彅くんは、当然カッコいい!!
まんまと踊らされていますが、仕方がない。
カッコいいもの。
5人のヘッドが集結した。
絵になりすぎる。
ここでは傷つけるための武器は御法度。
シャンデリアを落下させるパフォーマンスのための銃とか、なんだそれ格好いい。エンターテイナーのプライドを態度で語りすぎだよ。
ラストに綴られるメッセージは、
「最良の方法は、愛する事。」
61「ユーモアしちゃうよ」
この曲は、mステや「SMAP×SMAP」の演出が神がかっていて好きです。
pvはものすごいバラエティ感。
髭男爵、芋洗坂係長、小梅太夫、プリティ長嶋さんが参加する大宴会。
ものまねSMAPは、個人的に吾郎ちゃんが一番似てる。
黒ハイネックで宴会の中に混じってるのにオーラが消えないSMAP。黒い服だから逆に浮いて見えるのか、いやでもかなり地味な服だぞ、と。コートを羽織るだけなのに、この人たちはどうして格好良いいんだろう。
62「Other side」
再びMIYAVIさんワールド。
出だしのピエロ的なおじいちゃんとか、火吹き男とか、お姉様方とか。
狂気を感じる裏社会っぽいところが、ちょっとだけバードマンの世界を連想します。
中居くんはこんなにロックな曲や世界観でも省エネモード。MIYAVIワールドにパフォーマンスを寄せると、そうなるのかな。
動的モーションは、木村さんと慎吾ちゃん。
火ぃ吹いた…。
木村さんきっかけでひとりひとり歌に参加していくパート分けが、好きです。
やっぱり、ずっと平坦な中で最後にピリッ、とパフォーマンスするのが中居くん。
63「愛が止まるまでは」
楽器隊があって、スーツ姿があって、映像表現があって、という点を見れば「セロリ」のpvに近いのかな。
黒色のハートの中に秘められた赤いハート。走り続けるSMAP。パフォーマーの方たちのメイクと合わせて、メッセージ性を感じたり。
ダブルA面の「Other side」と「愛が止まるまでは」。pvはこちらの方が好きなのですが、シングルで購入したのは「Other side」のpvが付いてる方だったなあ。
買うときに既に内容を知っている友人から説明をもらったのですが、「愛が止まるまでは」のpvの方を買えば良かったな。笑 もうまとめて見られるんですけど、それとこれとは別の話。