どうしてもSMAPがいい

平成生まれ一般人が「SMAP大好きだ!」と綴るブログ。「はじめに」の記事をお読みください。

2017.3.11

2011年3月11日は東日本大震災が起きた日。

 

仕事場で時々「3.11なにしてた?」という話が出ます。私は家に帰るバスの中にいました。

小学校のグラウンドにはヒビが入り、家の本棚や棚からは物が落ちていました。空からのテレビ中継で見た海の姿は未だに忘れられません。押し寄せる波は、昔見た「風の谷のナウシカ」の王蟲の大群の様に蠢いてまるで生き物の様でした。淡々と唸り蠢き進んだ先の陸地に、ジワジワと染み渡っていきました。

 

当時、親は仕事の合間を縫って現地ボランティアに行きました。自分ができた実質的な支援と言えば、寄付や東日本支援のためのイベント参加くらいです。今は6年前の事を日常会話の中で話題にし心の中で思い出し、忘れないという事しかできていないのでしょう。東北で生産される物を購入し、東北に出掛ける事しかできていないのでしょう。宮城の友人と繋がっている事しかできないのでしょう。

 

現地に暮らしていない自分は、実際、復興がどれくらい進んだのか実感できていません。ただここにいて分かる事は、未だ復興は道半ばである事。あの日はまだ続いているし、当事者以外が区切る事などできはしない事。また、大きな意味での当事者としてできる事はしていきたい。あの日の事はあの日の事として忘れずに、今その場で生活している人がいる事も忘れてはいません。