「まだ聴いていません」〜「SMAP 25 YEARS」の話①〜
「SMAP 25 YEARS」
手に入れました。
レジには同じ様にアルバムを購入しようとしている人が何人か並んでいました。
前々から思ってたけど、これ、売り上げ凄いんじゃないかな。
…まだCDは聴いていません。
それでも、開けて字面を見るだけで込み上げてくるものがあります。
一般でこんなんですから、ファンの方は泣いているでしょうね。
歌詞カードは、出だしの曲順からクライマックス。その先もずっと、クライマックス。
「らいおんハート」がDisc1なんだ、とか。
「MIJ」収録曲や「Mr.S」のライブで初出しの曲は良い曲多いよね、とか。
ページをめくる毎にいろいろ思ったり思い出したりする事もありますが、どこ開いても出てくるタイトルが名曲しかない。
支払いの時も思ったけど、このアルバムが5000円以内とか安い。
最後に書かれている歌詞の
「俺は勝ち逃げするよ」
は、本当にSMAP意味わからん!!
そんな言葉を最後に置いていくなんて、SMAP本当に何なのこの人たち意味わからん!
本人たちからしたら知らないよ、てかんじでしょうが「華麗なる逆襲」が最後に来るなんて、偶然とはいえこの歌詞は全部が全部意味深過ぎて。たまたまリリース順で最後の曲になったんでしょう。どんだけ引き寄せるんだ、この人たち。そんなところも好きだ。
白地に黒のシンプルなつくりは「SMAP VEST」から変わらずイイですね。
アイドルのCDで見た目がシンプル中身がゴージャスをやれるなんて。SMAPに曲を提供してくださってありがとうございます。
写真がたくさん敷き詰められた一枚は、ファンの人ならそれぞれがどの時期のものか当てるのもまた楽しみなのでしょうね。
反対側にはSMAPの活動記録。
CD、DVD、ツアーの記録。
このディスコグラフィーは本当に凄いのだけど、でもなんか違う、と違和感を覚えました。
この人たちを語るには数字はあまりに無機質すぎて、活動記録や書かれていない結果の売り上げ記録も確かにあるけど、ライブや歌には数字だけじゃない感動もある。
特にこの人たちはそれが凄くて、ここに書かれているひとつひとつの作品が濃厚で、売り上げ記録も必要だし凄い事だけど、そういう事じゃなくて。
例えば同じタイトルの歌を歌っても、歌い手が違えば価値が下がるなんて事はザラで。
SMAPが凄いのは愛されるのはディスコグラフィー見ただけじゃ分からない。
SMAPとして活動している時のライブが何よりだなと。
けして、ディスコグラフィーにイチャモンつけているわけじゃありません。
記録が並んでもSMAPの価値はそういう事じゃない、と、思ってしまう。彼等は特に。
言ってしまえば商売ですから売り上げや記録や視聴率は必要だし、大事な事。
でも、どんなに数字並べても彼等の価値のほんの一部でしかないんだな、とアルバム眺めながら思いました。